今日は最近受けたバッグのリメイクのお話しになります！！
既製品のバッグだと物足りなさを感じることがありませんか
創作鞄槌井で購入されたバッグではないのですが、リメイクができないだろうかとの相談を受けました。はじめはメールでの依頼でしたので、わかる範囲のお答えをしたのですが、後日店頭にそのバッグを持ってこられましたので、実際にバッグを見ながら打ち合わせをしてから作業に取り掛かることになりました。
Q.「このバッグの外側にポケットを付けたいのですが、できますか？」
毎回本体のファスナーを開けて物を取り出すのが大変なので、小さなものなら外側にポケットがあれば使いやすいのにとのお話でした。
A.「お任せください！」
実際に作成する前に細部にわたり打ち合わせが必要になります。
バッグにポケットを付けるために決めることリスト
１.どの位置に付けるのか。（右肩に掛けた時に外側になる面の真ん中あたり等）
２．どんな大きさにするのか。（ハンドル金具の付いている革の先から、左右ともそれぞれ端に向かって５ｃｍずつのところから底の３ｃｍ上まで等）
３．ポケットの形状はどうするのか。（シンプルな長方形なのか、底の角を無くした丸い形にするのか等）
４．ポケットの種類はどうするのか。（表にすべて見える貼り付けタイプのパッチポケットなのか、口の切込みだけ見えて袋布は内側にしまい込むタイプにするのか等）
５．ポケット口はどのようにするのか。（ファスナー開閉タイプにするのか、スナップ開閉タイプにするのか、何も付けないのか等）
６．付属品（ファスナーやスナップ）を使用する場合は何を使うのか。（使用する付属品の色、素材、大きさ等）
７．貼り付けタイプのポケットの場合使用する素材や糸は何を使うのか。（配色を目立たせるため本体とは全く違う色や素材を使用したり、糸色も同色か配色か、糸の太さは？等々）
１．右肩に掛けた時に外側になる面の中心。
２．ハンドル金具の付いている革の先から、左右ともそれぞれ端に向かって伸ばしていき、ポケット口のサイズが２０ｃｍになるように。
３．ポケットの形はシンプルな長方形。
４．ポケットの種類は口だけ見えて袋は内側に。
５．ハンドルの口が閉まるタイプの方が大切なものを無くさないとの事で、「ファスナーを付けるタイプ」のポケットに。
６．ファスナーは本体と同色のアンティークゴールドの金属タイプを使用。
７．大きさは本体のファスナーより一回り小さなサイズを使用してバランスよく、ステッチは目立たないよう生地と同色にする。
完成品のリメイクしたバッグはこちらです
新しいバッグを購入していただくのも嬉しいですが、既にお持ちのバッグをリメイクや修理して長くお使いになる手助けができるのも、同じように嬉しいです。小さな修理から大掛かりなリメイクまで、創作鞄槌井では承っております。
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