工房日記の読者の方に創作鞄槌井店頭商品のオリジナル革製品を紹介していく中で、オリジナル革製品の誕生秘話を仁さんに聞いてみたいです!!
なかなか話す機会がなかったし、それ良いね☆
工房日記を楽しみにしてくれてる方が誕生秘話を知れて喜んでくれると良いな。
革工房創作鞄槌井のラウンドファスナー長財布 誕生秘話 紹介
まだ創業当時(12年前)ラウンドファスナー長財布はルイヴィトンのお財布に近い形で創りたいというお客様のオーダーが始まりでした。
ラウンドファスナー長財布のようにファスナーを挟み込んでR(アール)状の形を縫うのはよく見る形だと思いますが実はとても難しく、お財布を専門に作っている職人さんの中でも他の財布は作れてもラウンドファスナー財布は上手く作る事は出来ないという話も聞きます。
ラウンドファスナー財布が上手く製作出来るかどうかで
お財布職人としての技術がわかるという見方も出来ます
ラウンドファスナー長財布の縫い方は技術がない人がやると、角の部分を縫う時にファスナーが突っ張るので、その時に縫い落ちてしまい、表から見たら問題なく縫えているように見えていても中はファスナーが抜け落ちてしまって縫えていないという状態になることがあります。
木型を作って道具を使って縫うと創りやすいのですが、木型を作るのはとても時間と費用が掛かるのと、お客様からのオーダーやカスタムのご要望に対応できるような作り方を編み出したくて、独自で縫える方法を考えました。
ここだけの話にはなりますが・・実は最初に見えない所で革とファスナーを下縫いしてそれから革に張り付けて外側の仕上げを縫えるようにすることにより縫い落ちのリスクを無くし、丈夫に作れる方法を考えました。
そして内側の構造ですが、オーダー時のサンプルのルイヴィトンのお財布は小銭入れパーツが本体についておらず、浮いているような動く創りだったのですが、創作鞄槌井のラウンドファスナー長財布は本体のカード入れから小銭入れまでのパーツを一体化させて、より綺麗に見えて使いやすいようにしました。
カードポケットも従来通りの方法では縫わない位置で敢えて縫いました。
それによって一番奥に大きなポケットを取り付け「長財布に通帳も一緒に入れたい」というお客様の要望を叶えました。
また本体のマチの開き加減を色々と調整したり、カードの入れやすさを考えてお財布の幅を変えたり、何度も試行錯誤して今の最適な状態に辿り着きました。
そして、最初はファスナーの幅を狭く作っていたのですが、実際にカードなどの物が入るとぱんぱんになりカードが曲がってしまうので、あえてファスナー幅を広めに作ったりなど改良に余念がありません。
ラウンドファスナー長財布の商品ページはコチラ
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神戸元町の創作鞄槌井ではオーダーメイドなどお客様のご要望に合った商品カスタマイズや革選びに柔軟に対応しています。店頭商品も全て創作鞄槌井のオリジナル革製品なのでご希望のオリジナル革製品にカスタマイズ可能です。革製品のことでしたら、神戸元町の革専門店創作鞄槌井フルオーダーメイド歴10年以上の職人にご相談ください。
「店頭のラウンドファスナー長財布に仕切りを追加したい」などカスタマイズのご相談があれば
職人の仁さんや癒し担当のみゆに何でもご相談くださいね。
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