職人が語るベルト用バックル金具の現状

神戸元町にある創作鞄槌井の職人が仕入れた2トーンカラーのベルト用バックル

神戸元町にある革製品店創作鞄槌井の職人仁さんです^^

ファッションをオシャレに格上げする本革ベルトに欠かせないベルト用バックルの現状を今日はご紹介致します。

目次

ベルト用バックルの製造方法について

実はベルトバックルの制作は分業化されており、1人の職人が完成まで全て作っているわけではないんです。

通常店頭にある様なものは鋳物(いもの)が多いです。

鋳物とは金属をドロドロに溶かして型に入れて形を成型する方法です。

その方法で大体の形が出来ますがそこから、形を整えたり、デザインによって細工したり、メッキしたり1つ1つの工程はそれぞれの職人さんによって分業されてます。

職人が選定したこだわりのベルト用バックル

実は創作鞄槌井にあるバックルを見てみたら、鋳造で表現しきれない形は金属の塊から削り出して組み合わせたり

職人が語るベルト用バックル金具の現状
職人が語るベルト用バックル金具の現状

↑削り出しのバックル写真

削り出しのベルト用バックルはこのようにパーツが分かれて組み合わされています。
中央の金属棒の下にクルクルと回転する円柱型の金具が別パーツなんです。

職人が語るベルト用バックル金具の現状

↑鋳物のベルト用バックル

こちらのベルト用バックルは一見、模様も入っていて複雑そうに見えますがこのバックルは鋳物です。

他にも2トーンカラーでゴールドとシルバーのメッキをしたり、難しい加工をしているバックルもあります。とても珍しくなかなか見ないかと思いますし、もしかしたらもう仕入れられないかもと思います・・

職人が語るベルト用バックル金具の現状



↑2トーンカラーのバックル写真

ベルト用バックルの相次ぐ大幅値上げ・廃盤

このような加工を1点づつ職人さんがされているのですが、実は大きな会社に勤めてる職人さんが沢山いると言う感じではなく、個人事業主の職人が何人もおり、その職人さん達の手を渡り完成されると言う形なので、職人さんが辞めてしまうともうその加工が出来ないので、作れないという事になってしまうんです。

その為コロナの際に大量に職人が辞めてしまい、廃番になってもう作れないというバックルが、大量にありました。

その為創作鞄槌井にあるバックルももう作れない、希少なバックルも沢山あるんです。

更に創作鞄槌井で使っている素材の中でトップクラスに値上がりしているのが金具なんです。

既に以前の価格の倍以上になった物もいくつもあります。

創作鞄槌井はベルト専門店さながらのバックルの品揃え

創作鞄槌井の革工房にある革ベルト用バックル

↑バックル金具引き出しの写真 他にもあと引き出しに2段あります。

Made in Japanの金具がいつまで手に入るか心配してます。

そして創作鞄槌井には在庫限りで、もう手に入らないバックルが沢山あるので、バックルもいつまで今の種類を提供出来るかわかりません。

また様々な種類があるうちにお気に入りの一点を選んでくださいね。

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