神戸の創作鞄槌井の職人が語る大手ブランドの闇

こんにちは仁さんです!!
今日は私のしている革製品のバッグやお財布の生産などの、業界の実情を話していきます!!

お客様持ち込みのブランドバッグ修理やリメイクで分かった
本当は話したくないブランドの闇

こんにちは仁さんです!!

今日は鞄業界の闇をお話します。

創作鞄槌井で物作りを始めて10年以上たちますが、お客様から「創作鞄槌井で買ったものは持ちがいいね」というお言葉をよく頂いています。

確かに持ちがよくなるように色々な所に試行を凝らしてはいるのですが(創作鞄槌井独自の工夫はまたの機会にご紹介しますね)他店の革製品の修理で持ち込まれたバッグなどの革製品で本革なのにありえない壊れ方をしていたり、あまりにも壊れるのが早かったりする商品を色々とみてきて、気づいたことがあります。

「実は大手ブランドバッグは実はわざと早く壊れるようにしているのです!!」

え??まさか!!と思われたのではないでしょうか?

神戸の創作鞄槌井の職人が語る大手ブランドの闇

なぜ大手ブランドの闇が生まれたのか?~企業の生産量からの考察~

創作鞄槌井で10年以上物作りをしていて感じたことですが、私のお店の商品は早くても数年、中には創業当初に作ったものがいまだに「現役だよ」と言いに来てくれる方もいます。
そういった方に至っては10年以上バッグやお財布や革小物使って頂いていることになります。

それはとてもうれしいことですが、裏を返すといいものを創って気に入ってもらっても同じ商品は10年以上同じお客様には売れないという事です。

私のような小さな工房でしたら、お店が商品を生み出せる量が少ないので、その量に対してお客様は有難いことに沢山いらっしゃいますし、新規のお客様もおられ、購入いただける頻度が年単位でも大丈夫なのですが・・これが大手だとどうだと思いますか?

大手ブランドが毎年大量に生産された商品は多くの方に買って頂き、新規の方が少なくなると、売り上げは購入頻度に比例するようになります。

一度は買ったことがあるという商品を売っている大手はどうやって購入頻度を上げたらいいのかを日々考えているのです。

その答えの一つが「納得する壊れ方」をするという事です。

神戸にある創作鞄槌井の職人が手作りしたオリジナル革工房

大手ブランドバッグの闇の正体~納得する壊れ方とは~

納得する壊れ方1 裏地に劣化しやすい合皮を使う

例えば創作鞄槌井ではブランドの修理もするのですが、ルイヴ〇トンの修理もよくさせて頂きます。
その中で10年ほど前の物でも内側が合成皮革の物でベタベタ又はボロボロになったものも見たことがあります。

しかし30年前の物が修理に来た時に内側の合皮が非常に綺麗でほとんど劣化していない物も見たことがあるのです。

30年前の裏地は綺麗なのに10年前の裏地はボロボロ、ベタベタ…という事は技術的にできないのではなくて、わざとしているという事ですよね・・・

「えっ・・そんな事を大手がやっているなんて」と心配になる方のために
☆創作鞄槌井では創業当初から裏地には持ちのいい綿100%のツイル生地を使っています。
小さな工房だからこそできるこだわりです。
創作鞄槌井はお客様の満足度を考えて材料仕入れをしています

神戸にある創作鞄槌井の職人

納得する壊れ方2 詐欺表示

素材表示のタグなどで本革という表示の表示見たら本物だと思いますよね!

他にも大手ブランドバッグの素敵な販売員さんから「これは本革です」と言われたら偽物かもと疑わないですよね。(販売員さんも気付いてないかもしれません)

確かに本革とは本物の動物の革を使った革を指すのですが、本革と書かれた革の中には「本当の動物の革のクズを集めてノリで固めた革」も本革と表記されているものがあります。

確かに本当の動物の革素材ではありますが、強度が全然違います。

もちろん表から見たらプロが見てもなかなかわからないですし、本当の革のクズを固めた物なので裏も革のように見えます。

そういった素材を「本革」と言っているブランドもあります。

☆創作鞄槌井では動物から剥がした革を鞣した、純粋な革のみを使用しています。200種類以上の革からお気に入りを選んでオーダーメイド頂けます。

知らなきゃ損 知らないとハマってしまう大手ブランドの罠

「流行」という価値観

購入頻度を上げようにしている施策は他にもあります!!創作鞄槌井のように通年使えるシンプルでベーシックな物を作っていると購入頻度は落ちます。

毎年新作を発表して、古い型は作らないことにより購入頻度を上げるのが販売戦略です。

☆創作鞄槌井の商品にはブランドロゴが入っておらずシンプルなデザインです。機能も使う方を選ばない無駄のない作りで、どなたでも長く使って頂きやすい物ばかりです。

腕時計の革ベルトの闇

神戸の創作鞄槌井の職人が語る大手ブランドの闇

革ベルトの一部が合成皮革

ぱっと見た感じはちゃんとした革のベルトですが、使ってみると数年で腕にあたる内側の革がボロボロになります。この劣化仕方は残念ながら合成皮革です。

本革の革ベルトが何故かすぐにボロボロになる経験ありませんか?

表の革は見た目が良くラグジュアリーな本革が使われていたとしても、裏の革が合成皮革だとしたらすぐに駄目になってしまうので本当に勿体無いことだと思います。

創作鞄槌井は腕時計のベルト交換を創業当時から10年以上承ってきました。創作鞄槌井は革専門店なので熟練の職人が本革のみを使用した腕時計ベルトをオーダーにて製作します!

神戸にある創作鞄槌井の職人が大手ブランドの闇を見て語る本音

神戸にある創作鞄槌井の職人のみしん

今回紹介したのはほんの一例ですが、大手のブランドは購入頻度を高めてもらうために日々試行錯誤しています。

実は創作鞄槌井が拡大路線を考えていない理由は上記の事は企業として拡大しようと思ったら絶対に考えないといけないことだからです。

私はこんなことをしたくないんです。

いいものを長く使って頂きたいという事を本気で、本音で思ってこれから仕事していく為には、企業化して拡大しない必要があるんです…

これからも創作鞄槌井では小さいお店ですが、本音でお客様に長く使っていただける物を作っていけるように頑張っていきます。

営業について

創作鞄槌井はコロナ対策の為、平日は来店予約制の営業をしています。
こちらまでご連絡頂きますようお願い致します。
090―9313―5554
尚、土日祝は通常営業しております。

オーダーメイドなら神戸にある創作鞄槌井にお任せください

創作鞄槌井ではレザーバッグやレザーウォレット、
革小物のオーダーメイドも承っておりますので、
神戸元町にお越しの際は、是非一度創作鞄槌井にお越しください。

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